ファッションクロスフルシマ(本社・東京)は五月に、上海古島時装有限公司、常州商品検験公司と合弁で常州古島時装有限公司を設立した。フルシマの海外進出工場としては、上海古島時装有限公司、青島古島時装有限公司に続く第三弾となる。常州古島時装公司(江蘇省常州市)は1年前から稼動し、周辺の工場に出張検品していたが、常州商品検験公司のバックアップで認可され、検品工場として受注が確保できるようになったため正式開業となった。投資総額二千五百万で、投資比率はフルシマ45%、上海古島時装15%、常州商品検験公司40%。董事長は朱明海、総経理は古島一男。
土地面積3000平方メートル、建築面積1200平方メートル。従業員50人。業務内容は各種繊維製品の生産販売、衣料品仕上げ、プレス、加工、補修、検品、検針、輸出入業務。設備は吸引仕上げ台5台、アイロン5台、コンベア付き自動検針機5台、ニット照明機5台、特種ミシン7台、汚れ落としガン2台。
常州は布帛の産地とされており、周辺の縫製工場をユーザーとしてクイック・レスポンスで取り組んでいく方針。
上海、青島、常州の3工場ともメーカーと物流会社をパートナーにするフルシマが得意とする検品、プレス仕上げ、物流機能を発揮したトータルシステムで展開していく。
昨年の検品実績は95年に設立の上海が500万枚、97年の青島が360万枚という。
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